ハブられたあるティーンエイジャーのタフでやさしいブラックユーモアあふれる話。 夏の終わりのパーティーに警察を呼んで台無しにしてしまったメリンダ・ソーディノ。去年からの友達は話してくれないし、知らない人は遠まきにして彼女を嫌っている。一番安全なのは一人離れて、自分の頭の中にいること。しかし、それまでもが安全ではないのだ。パーティーの夜に起きた出来事を彼女はなるべく考えないようにしている。それを考え始めたら、綿密に作られた彼女の仮面が粉々に砕けてしまう。それに、真実を話さなきゃいけなくなってしまうから。
とてもかわいそうな話です。メリンダはただ仲間はずれにされていると最初思うのですが、だんだんそれだけではないことが分かってきます。心に大きな傷を負ってしまったメリンダに対して本当にかわいそうに思います。人生で一番楽しい高校生活を送っているはずが、はたから見ているだけ。語りはハイスクーラーの口調なのですが、全体的に重い雰囲気が漂ってる感じです。
The catalyst Fever 1794 (黄色い気球) Prom
1999年のローリー・ハルツ・アンダーソンの話題作。マイケル・プリンツ賞受賞作。
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