A Great and Terrible Beauty

ジェンマ・ドリルは、他の少女たちとは違っていた。少女たちは、申し分のないマナーで、自分たちの身分をわきまえて話すべき時だけ、話すように、求められた時は英国淑女であるようにふるまえる。
けれども、１６歳のジェンマの場合は、インドで家族に悲劇が起こった後、英国のロンドンのスペンスアカデミーに送られてきた。孤独で、罪の意識にさいなまれながら、実際に起こりつつある不愉快な慣習のある将来への下り坂の展望から、ジェンマは歓迎されていないことに気づく。けれども、まったくのひとりぼっちではなかった。彼女は不思議な若者に導かれて、彼から見えることよりも、彼女の精神に近づくように注意するのだった。
　このスペンス学校でジェンマの力は超常現象を引き起こす。そこで、ジェンマは、学校で最も勢力のを持つ少女たちと厄介ごとを起こすようになり、オーダーと呼ばれる影の一団と彼女の母親が関係していたことを知る。そこには、彼女の宿命が待っていた。それを彼女が信じることが出来るなら。
A Great and Terible Beautyは、果てしないキャンバスに　ロングスカートがこすれてカサカサなり、影が踊りながら、事態は夜に落ちていく。ビクトリア朝時代の女の子たちの肖像を生き生きと描いた。たいていの女の子たちはお金持ちの奥さんになることを夢見ていたが、この少女の話は、違った方向に転がっていく。

(　KEYさんのおすすめ　2006.12.18　）
おすすめ作品をひとつ。
Libba Bray著"Great And Terrible Beauty"です。ヴィクトリア朝英国を舞台にしたホラーファンタジーなのですが、最近読んですっかりはまってしまいました。続編も出版済みで映画化の予定もあるのだとか。
機会がありましたら手にとってみてください。